市長コラム 「日本一のある『まち』」(平成25年7月)

2013年7月12日

 私は「日本一のあるまちづくり」を基本方針として市民の皆様と共に市政運営に取り組んでいます。


 今回のコラムは、志布志の歴史から「日本どんの天気あて」という日本一の天気占い師のお話をご紹介したいと思います。


 むかし、志布志の浜に善作という天気占いの大変うまい漁師が住んでいました。志布志から見えるへたん山(高山・内之浦の山並み)にかかる雲や、自分の肌で感じる湿り具合などで天気を占いました。その見事な占いに殿様は感心し、「日本一の占い師だ」とお褒めになり、善作に『日本』という名字をあたえました。


 さてこの日本どんにも失敗談があります。というのはこの殿様が武術の大会を開くことになりましたが、天気の良い日でないと試合が出来ません。そこで日本どんを呼んで、試合の日を決めようということになりました。殿様のお声がかりで鹿児島の御殿へ行くことになった日本どんは浦役人に着物や袴を借り、下着は絹のものを新調して出かけました。


 御殿に到着した日本どん、へたん山も見えなければ、方角も雲の様子もいつもと違い、全くわかりません。一向に答えられずにいると、殿様から「では雨についてはどうか」と尋ねられました。日本どんは恐る恐る「ふんどしを絹の新品に取り換えたため、股の湿り具合が分りません」と答えました。すると殿様も役人も大笑いし、なるほどと納得され、咎める事もなく日本どんを志布志に帰しました。それからはいつもの志布志の浜で自分の肌で感じる「キン」観測を続けたということです。


 さて現代では、天気についてITを駆使し、あらゆる情報を個人が入手できるようになりました。しかし、それでもどこにいつ集中豪雨が発生するのかなどを完全に予測することは難しいものです。これがもっと時代が下れば、完全に予測できる世の中になるのではと思っています。


 この原稿を書いている段階では、梅雨まっただ中でも本市に大きな災害等は発生していませんが、発行される頃は梅雨の末期にあたりますので、その時期特有の集中豪雨がないことを祈っているところです。まず皆様方自らの力で様々な気象情報を入手し、安全な生活を送られるようお願いします。


 さて、7月21日は参議院議員選挙です。今回は国会のねじれ現象の解消になるのかどうか、憲法改正に関して国民がどのように判断するのかなどといった大きな課題が問われる選挙になります。どうか皆様、全員投票所に足を運んでいただきますようお願いいたします。

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