市長コラム 「高い『志』が世界へ」(平成24年10月)

2012年10月11日

「本当!?やったね!」私は曽於市での会議中に志布志高校3年生の山口観弘君がぎふ国体競泳男子200m平泳ぎで世界新記録の2分7秒01を樹立し、見事に優勝した報せを受け、その足で市民プールへ直行、発行された南日本新聞の号外に見入りました。


 志布志市は「志」が二つあるまちということで、「志」あふれるまちづくりを基本理念としています。二つの「志」のうち一つは高い志、そしてもう一つは慈愛の心と位置付けております。


 観弘君は少年時代から北島康介選手を目標とし、彼のポスターを部屋に貼り、「おまえをぬかす」という高い目標を掲げ、挑戦してきたと聞いています。とてつもない目標に向かって小さい頃から挑戦し続けてきた彼が、全日本のインターナショナル選手に指定されるほどの選手になり、そのような中で、北島選手を指導した平井伯昌コーチに直接指導を受けることで、世界レベルの才能が開花したということです。


 彼自身は「自分にとってこの世界新記録は自己ベストであり、今後もその自己ベストを更新できるように頑張りたい」と浮かれることもなく、さらに高い目標を設定しています。まずは来年開催される世界選手権での金メダルを狙っているものと思います。そして、記録は超えたが、人間的にも、小さい子ども達に夢を与えられる北島選手のような慈愛の心を持った選手になっていきたいと話しています。私たち志布志市民にとっては望外の喜びであり、誇りであります。今後も彼が志布志で大脇コーチを始めとする多くの仲間、関係者に見守られ育ったことを忘れずに、記録を伸ばし続けて欲しいと思います。市では彼に、市民栄誉賞を贈る準備を進めております。


 話は変わりますが、尖閣諸島をめぐる動きが大変なことになっています。
 中国は、1968年国連アジア極東経済委員会が尖閣諸島周辺海域にはペルシャ湾級の資源が埋蔵されている可能性があると発表した直後に尖閣諸島の領有権を主張し始めました。それ以前は1度も尖閣諸島の領有権を主張したことは無かったものです。今回、日本政府による国有化の動きを受けて、中国公船の領海内航行や120を超える都市での反日デモが起きました。それは、デモと言えるものではなく、暴動、破壊行為であり、悲惨を極めるものとなっています。このことについて今後どのような形で収束されるのか予測できませんが、深く憂慮せざる得ない状況です。


 志布志港を抱え、上海、大連航路を有する本市にとって、その航路維持についても影響があるのではと考えます。今後の志布志港の方向性にも大きく関わる問題ですので、皆様もそれぞれの立場で十分な情報を得て、冷静な対応をお願いします。

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