市長コラム 「「茶一杯」で日本一に!」(平成24年7月)

2012年7月17日

昨年の1月、NHKの番組で、静岡県の掛川市が「日本で1番、がんの発生率が低いまち」として紹介されました。同市は鹿児島県と比較して4倍の量の緑茶を飲むということで、このことが低いがん発生率につながっているのではないかといったテレビの紹介でした。
 私はその番組を見てすぐ、同市を訪れたいと考えたところですが、直後に東日本大震災が発生し、静岡県のお茶が原発の被害に遭い、行く機会を失ってしまいました。しかし、1年経ち、原発災害の影響も落ち着いた今年の5月に、訪れることができました。テレビでの紹介のとおり、同市では、小さい子どもから高齢の方まで緑茶を飲む習慣が根付いているように感じました。
 緑茶の多飲によりがん発生率が低くなるということを、疫学的に証明するための取組みである「掛川スタディ」が、農林水産省の委託事業として平成21年から約3年間実施されていました。今後この試験の結果を踏まえて、さらに、10年、20年という長い期間をかけて追跡調査をして、お茶の多飲という風習が人の健康に役立つということの証明がされようとしています。
 本市では、日本一作りの一つとして「健康づくり日本一」を掲げています。平成21年度から本格的に取り組んでいますが、その成果がだんだんと実を結びつつあります。その一例として平成22年度において、本市は鹿児島県内の本土で、1人当たりの医療給付費が最も低いまちになりました。平成23年度においても、継続が見込まれています。ただ、鹿児島県は国内で最も医療給付費が高い県の一つであり、本市は全国で見れば中位より少し上に位置していますので、掛川市の事例も参考にしながら、さらに健康増進運動を推進し、全国の同じ規模の自治体の中で日本一にしていきたいと考えています。
 いずれにしても、私たち日本人にとって緑茶は昔からある身近な飲み物です。そして先人の知恵や自らの経験から、うがいによる風邪の予防、あるいは乳幼児のかぶれに茶がらが効果的なことなどは、皆さんご存知のことと思います。また、市内の小中学校には給茶器が設置されていて、お茶によるうがいを励行しています。昨年の冬は1学級のみのインフルエンザによる閉鎖という結果でした。
 本市はお茶が特産品のお茶処です。お茶を利用した健康づくりはお茶の消費拡大にも繋がるとともに、「茶一杯」という人と人との繋がりを深める習慣を根付かせることと思います。、さらに今、特定検診の受診率向上に取り組んでいますが、目標の70%が達成されれば、必ず医療費が削減され、健康増進が図られることと思います。
 どうか皆さん、ご近所お誘い合わせの上、必ず特定検診を受診していただきますよう、お願いいたします。

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