市長コラム 人は挑戦し続ける存在(平成23年9月)

2012年6月7日

 9月19日は「敬老の日」です。現在の市高齢化率は29・3%、100歳以上の方は8月12日時点で28人と、高齢化社会となる中で、100歳を超える長寿の方も珍しいことではなくなってきています。一方で、高齢者の多くの方が施設や病院の中で過ごしているという現状があり、市としましても健康増進運動を進めているところであります。

 そのような中で、今回は柴田トヨさんの詩をご紹介したいと思います。今年で100歳を迎えた柴田さんは、99歳になる年に処女詩集「くじけないで」を出版して、一大センセーションを巻き起こしました。

 私が一番印象に残ったのは、次の「先生に」という詩です。「私をおばあちゃんと呼ばないで/『今日は何曜日?』『9+9は幾つ?』そんなバカな質問もしないでほしい/『柴田さん西条八十の詩は好きですか?小泉内閣をどう思いますか?』こんな質問なら嬉しいわ」この詩を読んで、私達が高齢者に対して、認知症であることを前提に接していることが多いという現状があるのではないかと考えさせられました。年を重ねても、なお意欲を持っていただき、元気に過ごして欲しいと願って、敬老の日をお祝いいたします。

  さて、8月24日に開催された人権フェスタの中で、腰塚勇人さんの講演を聞きました。中学校教諭をしていた腰塚さんは、スキーの事故で首の骨を折り、医師に「一生、寝たきり」と宣告されます。しかし闘病の末、奇跡的な回復を見せて再び教壇へと戻ってきました。

 講演の中で、長い闘病生活中に子どもが生まれたという話をされました。腰塚さんは病床から、色々なことに失敗を繰り返しながらも笑顔で挑戦を繰り返す赤ちゃんの姿を見て、これが人間本来の姿なんだと気付かされた、という話が心に残りました。

 先述の柴田さんの詩集と腰塚さんの話から、人は生まれてから死ぬまで挑戦し続ける存在なのだと、そしてその間、にこやかに過ごしていくべきだと考えています。

  志布志市も、笑顔で挑戦し続けます。

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