市長コラム 口蹄疫終息宣言に寄せて(平成22年9月号)

2012年6月6日

8月27日、宮崎県知事により口蹄疫の終息が宣言されました。志布志港を取り巻くこの地域は、農業に元気がなければ商業も元気がないと云われていますが、4月20日に同県で発生した口蹄疫は、畜産農家は当然の事ながら、地域の方々に大きな影響を与え、まさに事件とも言える出来事だったのではないでしょうか。

 しかしながら、こうして口蹄疫の侵入を防ぐことができたのは、農業、建設業、商工業、地域団体などあらゆる方々が消毒作業に取り組んでいただいた上に、義援金をいただくなど、市民の皆様方が一致団結してこのことに対し理解、防疫体制に協力していただいた結果だと考えております。

 今年2月から市長として2期目がスタートいたしましたが、1期目のスタート直後にも、今回のように市民の皆様方が一致団結して取り組んだ事件がありました。それが、「さんふらわあ」の航路変更についてです。

 平成18年に、志布志港から宮崎港への航路変更の話が会社側から寄せられた際、合併直後にも関わらず、旧3町の垣根を越えて、市民の皆様方が航路維持のために取り組んでいただきました。そのことを思い出し、今回の事件と重ね合わせて、市民の皆様の結束力、底力のすごさを改めて感じさせられました。

 口蹄疫の終息に合わせ、8月29日に開催された花火大会をはじめ、延期されていたイベントが次々に計画され、また畜産業においてはセリ市が再開されるなど、少しずつ活気を取り戻しつつあります。元気な志布志市が再現できるよう、市民の皆様と一緒に取り組んで行きましょう。

 話は変わりますが、6月にウミガメの放流・育成に長年取り組んで来られた大崎町の大和隆信さんがお亡くなりになりました。大和さんは、毎朝3時に起床して、大崎町横瀬の海岸から志布志町のすずれケ浜までウミガメが上陸していないか点検をするなど、その保護や環境の維持のために活動を続けて来られ、葬儀に参列した際、そうした話をお聞きしながら、長年にわたる多大なご尽力に改めて驚かされました。

 本当に惜しい方を亡くしたと思っておりますが、その遺志は亀ん子クラブをはじめ地域の方々に引き継がれております。8月8日にはウミガメの産卵や孵化の障害になるという事で、通山公民館を中心に、地域の方々が早朝から押切海岸の清掃を行ったそうです。市が目指している、『循環・環境』への取組みが根付いて行くための、一つの大きな活動として感謝申し上げます。

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