市長コラム 大地を開く(平成21年7月)

2010年6月25日

大地を開く
 『人間学を学ぶ月刊誌』「致知(ちち)」という雑誌を愛読しています。7月号の特集は「人生をひらく」でした。そのなかに次の一節がありました。「人生をひらくとは「心をひらく」ことである。心をひらかずに固く閉ざしている人に、人生は開かない『ひらく』には開拓する、耕すという意味もある。いかに上質な土壌もコンクリートのように固まっていては、よき種を蒔いても実りを得ることはできない。心をひらき、心を耕す。これが人生をひらく第一の鍵である」
 そして、人生をひらいた人には共通した「心構え」があるといいます。「物事を前向きに捉える」「素直」「感謝の念を忘れない」「愚痴を言わない」です。これが人生をひらく第二の鍵ということです。
 さらに「真心」を尽くしてすれば何事も成功するが、反対におごり高ぶる態度ですれば必ず失敗するとありました。少し硬い雑誌ですが、この本には毎号、日本全国で真剣に、一生懸命あらゆる分野で活躍されている方が紹介されており新しい刺激やヒントを与えてくれます。私はこの本を教材にして一緒に読み解く仲間を集い毎月1回読書会を開催しています。それぞれ自分の気に入った記事について感想を述べあい討論をするのです。なかなか思い通りに行きませんが、高い志を持った人の生き方を一つでも真似して、取り入れ、実践できればと思っています。
 話しは変わりますが、先日、Aー1グランプリで大賞をとった坂上隆さんが市役所にその報告に訪れました。何と彼は農業を始めてから10年間「ライバルは太陽」と自分に言い聞かせて日出よりも早くトラクターに乗りこみ、時にはその上でご飯を食べ、日が沈むまで畑を耕し続けたそうです。そして体を壊してしまい入院したとき「自分に足りなかったモノ」を考えたそうです。
 その後、経営という視点で農業を考えるようになり100品目1000ヘクタール100億円の売り上げを実現したいと話されました。彼の農業のスタイルは輪作することで、連作障害を起こりにくくするとともに大地の力を高めて低農薬にもつなげるというもので、志布志市で何回も講演をされている赤峰勝人さんの「循環農法」にも通じるものがあり驚きました。
 このように、市内には高い志を持って様々なことに取り組んでいる方が多数いらっしゃいます。ぜひ、皆さんの志につきましてもお聞かせいただき、その志の輪を広げていけたらと思います。

お問い合わせ

総務課
秘書広報係
電話:099-474-1111
ファクシミリ:099-474-2281