市長コラム 夏(平成21年9月)

2010年6月25日

今年も暑い真夏のさなか、甲子園で高校野球の熱戦が繰り広げられました。その甲子園で、今年も数多くの選手が活躍しました。その中で、準決勝戦で敗退をしましたが、岩手代表花巻東高校エースの菊池選手が、戦いの前日、テレビ取材を受けている場面を見ました。彼は今大会屈指の154キロのストレートを投げる好投手として注目されていました。
 チームは今年の春の選抜大会で準優勝し、東北勢として今回初優勝するのではとの期待を一身に背負っていたのです。その彼が取材の中でトイレの掃除を一生懸命している光景が放映されました。「どうしてそんなことをやるのですか」との質問に「本物の一番のエースになるためには、汚いとみんなが嫌がる事を、率先してやらなければならないと思ったからです」と答えたのです。
 最近、イエローハット相談役鍵山秀三郎さん主宰の「日本を美しくする会」「トイレ掃除に学ぶ会」の活動が全国的に広がってきたと感じたところです。鍵山さんはトイレ掃除をすることにより「謙虚な人になれる」「気付く人になれる」「感動の心を育む」「感謝の心が芽生える」「心が磨かれる」と言っています。その矢先に、このように全国的に注目され、優勝を目指して必死になって努力している選手が、トイレ掃除をしているということに感動したのです。
 市内でも「志布志トイレ掃除に学ぶ会」の方々が、学校を中心にトイレ掃除に取り組んでいます。この活動に参加した子ども達に感想を聞くと、公共の物を大切にしなければいけないという心が芽生え、やり遂げた後の達成感と同時に、謙虚な気持ちも生まれているようです。その取組みがさらに盛んになれば、共生・協働のまちづくりと共に、自分の住んでいるまちを、もっともっと大切にきれいにしようという人々が増えてくるのではと期待するところです。
 10月1日より、いよいよレジ袋の有料化と、ポイ捨て防止条例が施行されます。志布志市は、市の単位ではごみの資源化率全国第1位です。そのことと今回の取組みで、全国的な注目を集めるものと思います。今回の取組みは、皆様の更なるご協力がなければ、期待する効果は絶対上がらないと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。皆の力で、環境取組み日本一のまちが作られることを心から願っています。
 いつの間にか、朝夕涼しさを感じる季節になってまいりました。まちじゅうに、市民のさわやかな風が吹けばと思うところです。

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