市長コラム 「守るべき言葉と感覚」(平成25年10月)

2013年10月11日

 日本の「オ・モ・テ・ナ・シ」のアピールで、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、日本国中がこの朗報に沸き上がりました。48年前の東京五輪と同じように、成功への明確な目標に向けて国家をあげた準備が進むことでしょう。その経済効果は一説には100兆円を超えるのではとも予測され、デフレ不況下の日本にとって、不景気を脱する大きな牽引力になるものと思います。私どもの志布志の地にもその効果が及ぶことを、大きく期待するところです。


 さて、その東京へ上京した時のことです。公共の場で眉をひそめるような光景を目にしました。地下鉄に乗り込むやいなや、人目もはばからずに化粧を始めた若い女性。乗ったときとは違う顔で、颯爽と降りていく姿は周りの目を全く気にしていないようでした。はたしてそれは日本人の「あるべき姿」なのでしょうか。


 先日、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で「ざっくりとした説明」、「キンキンに冷えたビール」など幾つかの新しい表現が定着したという新聞記事を目にしました。最近は、特にIT関連機器のめざましい普及に伴い、それに関する用語などを覚えることに一苦労しています。そのような時に、最近あまり耳にしなくなった「はしたない」という言葉を、幼少時代の思い出と共に思い出しました。


 子どもの頃に「はしたないまねをするな」とよく言われていましたが、「はしたないまね」というのは直接的には「不作法で慎みがない振舞い」ということです。そして、その言葉の意味は「自分の行動に対して責任を持ち、社会規範や道理を重んじなさい」ということだと考えます。「お天道様が」、「世間様が」という感覚があったからこそ「はしたない」という言葉が生きていたのではないでしょうか。それは私どもが子どもの時代には、皆がわきまえていた感情であり、行動であったように思います。その他にも、本市の「志」という文字を象徴する「武士道」の精神が重んずる、信義、廉恥、礼儀、潔白、質素、倹約、尚武、名誉、情愛などの言葉が失われつつあるのではと、地下鉄での光景を思い返して危惧したところです。


 さて、全国茶サミット鹿児島大会が10月30日と31日に本市で開催されます。その大会の成功に向けた応援コールをご紹介します。


『東京オリンピックを成功させよう!日本の元気を結集しよう!ニッポン チャチャチャ・ニッポン チャチャチャ・ニッポン チャチャチャ・日本茶!』

 

  

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