「混ぜればごみ、分ければ資源」が太平州に波及

2013年10月18日
ラップアップミーティング(振り返りの会議)の様子

志布志市では、平成23年度より3年間、南半球の島国であるフィジー国に対し、JICA草の根技術協力事業(地域提案型)「フィジーを中心とした大洋州における志布志市ごみ分別モデルの推進」を行ってきました。

これまで、本市の廃棄物管理の専門家をフィジー国へ派遣したり、フィジー国の各自治体廃棄物管理担当者を本市へ受け入れるなど、志布志市の廃棄物管理システム(通称:環境“志布志モデル”)を伝えてきました。

今年度、この事業が終了することから、3年間の成果を評価するため本市より最終の派遣隊が送られました。

10月2日(水)にラウトカ市で開催されたラップアップミーティング(振り返りの会議)では、フィジー国の各自治体において改善されてきた廃棄物管理のプレゼンテーションが行われ、「自分たちが変わらなければ」という担当者の熱意と、これまで支援を続けてきた志布志市への感謝の気持ちなど、3年間の地道な努力による成果が報告されました。 

 

堆肥化指導の様子

フィジー国では、元々「ごみを分別する」という概念がなく、各自治体の抱える財政難など、廃棄物管理体制は千差万別で多くの課題がありました。そのため派遣隊は、そのような背景や課題を踏まえながら、“志布志市民が取り組んでいるごみの分別収集”の仕組みを伝え、各自治体に合った廃棄物管理のシステムを提案・指導してきました。

最後の現地視察となった今回は、7つの自治体を訪問し、各自治体における今後の廃棄物処理に対する方向性や管理方法などを担当者と確認し合うなど、最後までフィジー国に対する支援を行ってきました。

 

住民説明会の様子(首都スバ市コミュニティ)

また、より良い廃棄物管理のためには、住民の協力が不可欠であることから、その意識啓発のため首都スバ市の小さなコミュニティにおいて住民説明会を開催しました。

“混ぜればごみ、分ければ資源”というコンセプトで、“志布志市民の各家庭における分別の取り組みが適切な廃棄物処理に貢献していること”、“次の世代にフィジー国の素晴らしい自然環境を残すために今できることは何か”を住民の皆さんと話し合いました。

派遣隊の隊長である市民環境課の西川課長は、「フィジーの自治体職員及び住民に対し、“混ぜればごみ、分ければ資源”の考えを伝えることができ、所期の目的は達成された。今後、志布志モデルをアレンジしてフィジーに合ったより良い廃棄物管理を行っていただきたい。今年度で事業は終了するが、これからもフィジー国と廃棄物処理に関する取り組みを共有し合いながら友好関係を築いていきたい。」と語り、この事業を振り返りました。

最後に、志布志市では、平成17年度から7年連続“資源ごみリサイクル率日本一”(平成23年度:76.3%)を達成しています。この市民の皆様の取り組みは、フィジー国の人々の心を動かし、環境保全に対する動きを加速させている素晴らしい取り組みです。

今年度末からは、新たにJICA草の根技術協力事業(地域経済活性化特別枠)「サモアを中心とした大洋州における志布志モデルの推進」を展開していく予定ですので、引き続き本市の環境政策へのご理解と、“適切なごみの分別”に対し、市民の皆様のご協力をお願いいたします。

これまでの活動の詳細は、“志布志モデル海を渡る!!”のコンテンツをご覧ください

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