市長コラム (平成27年10月)

2015年10月13日

皆さんは鹿児島県の三大祭りをご存じでしょうか。まず、志布志市で開催されるお釈迦まつり。そしてお隣の曽於市で開催される弥五郎どん祭り。さて、3つ目はどのお祭りでしょうか。多くの方が鹿児島市のおはら祭りと考えられるのではないでしょうか。おはら祭りは、昭和24年に鹿児島市制施行60周年を記念して始まった祭りで、現在では南九州最大の祭りとして発展しています。県下三大祭りについては、特に定説があるわけではないようですが、私自身は、おはら祭りを県下三大祭りに数えるには少し歴史を欠くと考えます。お釈迦まつりにしても弥五郎どん祭りにしても遠く江戸時代まで遡る伝統あるお祭りですので、その点を考慮すると三大祭りにふさわしいのは川内大綱引ではないかと、常々考えていました。

シルバーウィークの9月22日に、川内大綱引が開催される薩摩川内市に行くことができました。川内大綱引は、戦国武将島津義弘公が関ヶ原の合戦に赴く兵士の士気を高めるために始めたとされ、今年で416回目を数えます。白いさらし姿の男衆約3千人が上方、下方に分かれ、激しいぶつかり合いの肉弾戦が行われる勇壮なお祭りでした。午後8時15分の一番太鼓を始まりの合図に、両陣営は一斉に縄を引き合い、相手の引き手を蹴散らそうとする「押し隊」が入り乱れて、約1時間半にわたって一進一退の攻防が繰り広げられました。特に「押し隊」の汗飛び散る押し合いは、血がたぎるほど興奮させるものでした。

川内大綱引は、お釈迦まつりがそうであるように、市民がこぞって参加するお祭りで、準備段階から多くの市民がかかわっています。特に、大綱を練るために当日朝8時から市民1500人が参加し、365本の荒縄を足で転がしながら何度も何度も練りあげ、直径約35cm、長さ365m、重さ7tの大綱を作るそうです。市民や地元の中高生、自衛隊員、市役所職員が参加して練り上げる日本一の大綱であります。

私は、お釈迦まつりが「間違いなく県下三大祭りの一つ」と言われるようなお祭りにしたいという強い気持ちで、実行委員会の方々にお話しし、市民の皆さんに協力を頂きながら取組み、一歩ずつではありますが、確実に昔の「肩がぶつかるほど」の賑わいが戻ってきていると思います。市民の皆さんには全面的な協力を頂き、祭りが盛り上がっていることに感謝申し上げます。

お釈迦まつりは、お釈迦様の誕生を祝って開催される厳かな行事が中心のお祭りですが、できれば川内大綱引のように男衆の汗が飛び散り、エネルギーのほとばしりが見られたら、もっと盛り上がるのではないかと思います。市民の皆さんもぜひアイデアをお寄せください。

11月7、8日には国民文化祭「志エッセイフェスティバル」が開催されます。また、市内四大祭りの「やっちく松山藩秋の陣まつり」が11月14、15日、「志布志市ふるさと祭り」が11月29日に開催されます。どうぞこちらのお祭りにもご来場いただいてお楽しみ下さい。

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