市長コラム (平成28年7月)

2016年7月12日

今年もやっぱり雨の中の志布志の夏越(なご)しそばまつりとなりました。明け方から豪雨となり直前まで大雨で開催できるか心配しましたが、開始と同時に小降りになりました。雨にもかかわらず参列者が続々と集まり、開催できましたことを感謝申し上げます。

よくよく考えれば、夏越しそばまつりの開催日、6月30日は梅雨の真っただ中で、雨が降って当然です。『私どもの善なる行いでひょっとしたらいい天気に恵まれるかも』というのは浅はかな考えだったようです。

志布志の夏そばの取組は今年で6年目、夏越しそばの取組は4年目を迎えます。昨年もご紹介したように、「12月31日は年越しそば、6月30日は志布志の夏越しそば」という新しい食文化を日本全国に発信しようと、多くの関係者のご協力をいただきながら、毎年盛大に開催してきました。昨年は東京都調布市にある、そばで有名な深大寺の「夏そばを味わう集い」に志布志の夏そばを提供できました。それを契機に、今年は同じく調布市で1300年の歴史をもち、由緒のある布多天神社から『当社も夏越し祓いの行事を行っているので志布志の夏そばを振る舞いたい」との申し出がありました。6月25日、布多天神社の夏越大祓式・茅の輪神事で志布志の夏そばを振る舞うことができました。その様子は地元のケーブルテレビに取り上げられ、紹介されました。私たちは「6月30日は志布志の夏越しそば」という新しい食文化をできるだけ早く確立しようと取り組んでいますが、予想以上に早く定着しそうです。

ちなみに、布多天神社は調布市の地名の由来に深く関わりがあります。西暦799年、木綿の実が日本にもたらされましたが、当時それを布にする方法がありませんでした。そこで、広福長者という人が布多天神社に7日間籠って祈ったところ、神様から布にする技術のお告げがあり、白布を作ることができ、これが日本の木綿のはじめと言われています。その布は、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が大化の改新で作った税制「租庸調」の調として朝廷に奉(まつ)られたことから、天皇はこの布を調布(てづくり)と名づけ、この地を調布の里としたそうです。また、この地で布が多く産出されたことから神社の名が「布多天神社」となったそうです。私はこの伝説を聞き驚きました。志布志にも布を天皇に献上したという伝説があり、地名に布の字があります。調布の白布も志布志の布も同じ租庸調の調だったと気付き、感動を覚えました。

7月16日、今年も深大寺そばまつりに志布志の夏そばを献上します。今年は、献上までの過程にも趣向を凝らし、12日にさんふらわあで大阪まで運んだそばを、そば屋の出前のように、東海道を深大寺まで原付自転車で届けます。この様子をYouTube(ユーチューブ)で配信しますので、ぜひご覧ください。

 

※「夏越しそば」は、大阪そば処衣笠本店 代表 高木浩也氏の登録商標です。

お問い合わせ

総務課
秘書広報係
電話:099-474-1111
ファクシミリ:099-474-2281