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サツマイモ基腐病対策のポイント
ポイント1 ほ場の衛生管理が重要です
- サツマイモ基腐病は、罹病残渣や土壌から伝染するので、発生ほ場で使用した資材や機材を別のほ場で使用する場合は、消毒や洗浄を徹底しましょう。
- かんしょのつる片やくずいもは、萌芽・発根し自生しやすいので、ほ場周辺の畦や法面へ決して放置しないように徹底しましょう。
- 排水対策として、明渠の排水路への接続や枕畝の途中に排水溝を設置しましょう。
- 降雨後は、ほ場を見回り水が停滞していないか確認し、排水対策に努めましょう。
- 薬剤散布は、発病株発見後ではなく、植付け後35日頃に1回目の散布を行い、2回目以降は、防除薬剤をローテーションで複数回散布しましょう。
- 防除薬剤…アミスター20フロアブル、Zボルドー、ジーファイン水和剤
ポイント2 発病株の早期発見に努めましょう
- 発病株の早期発見のために、かんしょの成長に異常がないか、定期的にほ場を確認しましょう。発病株を発見した場合、早急に抜き取り、ほ場外へ必ず持ち出しましょう。
- 茎葉が地上部を覆う時期までが、発病株を発見しやすいです。以下の事項に注意して、ほ場を確認しましょう。
- 巻葉、株の萎縮がないか。
- 葉が変色(赤・黄)していないか。
- 株元の茎が黒色に変色していないか。
※発生が見られない圃場においても早期発見に努め、適切な防除対策に努めましょう。