本文
【志布志防災X】第6回 オオカミ少年効果に陥らないために
前回に引き続き、地震に関するお話をします。
今年の4月20日16時52分頃に三陸沖で発生したマグニチュード7.7、震源の深さ19kmの地震は、一部の地域に津波警報と津波注意報が発表されました。そして、実際に観測された津波の高さは、一番高いところで久慈港(岩手県久慈市)の80cmという観測結果でした。
「1mを超える津波が来るぞ~!(津波警報)」と呼びかけているのに、結果として1m未満の津波だったということが頻発すると、次第に津波警報で避難しなくなる人が現れてきます。こういった現象を俗に『オオカミ少年効果』と呼んだりします。

『オオカミ少年効果』に陥らないためには、次のことを意識する必要があると考えています。一つは、津波注意報発表時の津波の高さは1m以下であるということ。ですから、みなさんがとるべき行動は「海岸から離れること」です。
そしてもう一つ。津波警報発表時の津波の高さは3m以下だということ。市が配布している津波浸水想定区域図(※)は、満潮時(正しくは朔望平均満潮位)に最大の津波が襲来した最悪想定の場合の最大浸水想定です。津波警報発表時に、この最大浸水想定区域すべてが浸水するわけではないということを理解しておいてほしいのです。
せっかく高台に避難したのに、今回のように浸水被害が発生しなかった時は、「良い訓練になった!」「次は少し改善してみよう!」等と思うことが大切で、「どうせ今度の津波警報も大したことはないのだろう」と思ってはいけません。
津波浸水想定区域にお住まいの方をはじめ、普段買い物等で浸水想定区域内に行かれる方は、日頃の心の備えをお願いします。
※津波浸水想定区域図は、総合防災マップのほか、志布志市ホームページ内地図情報サービス「しぶしる<外部リンク>」でも確認できます。
これまでの志布志防災Xは、以下のリンクから確認できます。
気象防災アドバイザー・気象予報士 黒川晃






