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【志布志防災X】第10回 大切なことは身を守る行動を起こすこと
今回は、いきなりクイズです。問題文を読んだら目を閉じて考えてみてください。
『気象庁が定める震度階級(「震度●」のこと)は何階級あるでしょうか?』
9階級と思われた方、残念!答えは10階級(震度0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)です。「震度0」って初めて聞いたという方が多いかもしれませんね。

気象庁HPから震度の説明を引用すると、
「かつて、震度は体感および周囲の状況から推定していましたが、平成8年(1996年)4月以降は、計測震度計により自動的に観測し速報しています。気象庁が発表する震度は、気象庁、地方公共団体及び国立研究開発法人防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測点で観測した震度です。」とあります。
志布志市内でも震度計は3か所に設置してあり、場所は市役所の各庁舎になります。
2025年4月2日23時04分に大隅半島東方沖、深さ40kmで発生した地震は、マグニチュード6.0、発表された志布志市の震度は4でしたが、各庁舎の震度計が観測した震度は、志布志「震度4」、有明「震度3」、松山「震度2」でした。同じ市内でもこのように差が出る場合があります。
市役所に「志布志市の震度はいつも1階級低く出るが、震度計が壊れているのではないか?」といった問い合わせをよくいただくことがあります。その都度、「震度はあくまでも目安と思ってください。地震の際は、身を守る行動をとってくださいね」とお願いしています。なぜなら、前述のように市内一円同じ震度とは限りません。震度3の地域の人が震度4と勘違いすることもあり得ますね。他市町も同様に、震度観測点においては確かに発表された震度ですが、まち全体が発表された震度とは限らないのです。そもそも地震は「今から震度6弱で揺れますよ~!」なんて教えてくれませんしね。
なお、世界を見ると12段階の震度階級を採用しているところが多く、10階級は、日本と台湾のみとのこと。12階級の一つ「改正メルカリ震度階級」と呼ばれるものは、「人が感じる揺れの大きさ、建築物の損傷の度合いなどをもとに求められるもので、数学的な根拠はない」と定義されています。
大切なことは、みなさんも小さい頃から訓練で行ってきたように、地震発生の際は身を守る行動(例えば机の下に隠れる)を起こすことです。「自らの命は自らが守る」が基本なのです。
これまでの志布志防災Xは、以下のリンクから確認できます。
気象防災アドバイザー・気象予報士 黒川晃






