本文
【志布志防災X】第11回 小さな地震のときこそ訓練の機会
今回は地震の規模とその発生頻度について少しお話をいたします。
ご存じの方がいるかもしれませんが、地震の規模と発生頻度にはある法則が成り立っています。その法則とは、1940年代にドイツのグーテンベルクと米国のリヒターが見出した「グーテンベルク・リヒターの法則」です。(気象庁作成図参照)

簡単に説明しますと、マグニチュード(以下、M)が1小さくなるとその発生頻度は10倍になるという法則です。
例えば、南海トラフ巨大地震が想定されている日向灘沖でM8クラスの地震が1回発生するとした場合、M7クラスが10回、M6クラスが100回発生するという理屈です。M4クラスはなんと10,000回!
では、M4クラスがどれくらいの頻度か詳しく計算してみます。南海トラフ巨大地震で想定されるM8クラスが100年に1回とするとM4クラスは10,000回でしたから、つまり100年で10,000回→1年に100回→1週間に約2回ということになります。いやー、そんなことはないでしょうと思われる方、ネットで「気象庁 地震情報」で検索してみてください。発生した地震がズラーっと一覧表示されます。報道されていないだけで、毎日のように日本のどこかで地震が発生していることにビックリされると思います。
なお、今回のお話は少し簡潔に説明し過ぎた部分がありますが、皆さんにはざっくりとした感じを理解してもらえると助かります。
地震というものは、予知することはできないと言われています。ですから、あくまで確率の話になります。今後、どのクラスの地震が先に発生するかはわかりませんが、南海トラフ巨大地震が1回発生するまでに、より小さな規模の地震が頻発すると思われます。みなさんは、そういった小規模な地震のときこそ訓練の機会だと捉え、その都度緊急時の行動を復習していただきますようお願いいたします。
最後に、次回のお話にまつわるクイズを出しておきます。

風向を正しく答えられますか?
これまでの志布志防災Xは、以下のリンクから確認できます。
気象防災アドバイザー・気象予報士 黒川晃






