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【志布志防災X】第17回 雷のしくみと、知っておきたい雷からの身の守り方
東京・浅草にある浅草寺。その入り口にある「雷門」は、浅草のシンボルとして有名ですよね。
実は、雷門の正式な名称は「風雷神門(ふうらいじんもん)」といいます。門の左右には、風神と雷神がまつられ、昔から水害や火災などから人々や寺を守る神様として信仰されてきました。
ちなみに、「雷」という言葉は、「神鳴り(かみなり)」が由来といわれています。昔の人は、空から響く大きな雷の音を「神様が鳴らしている音」と考えたのですね。
今回は、そんな雷について、お話をします。
雷はどうやって起こる?
雷の正体は、雲の中にたまった「静電気」です。雷を発生させるのは、主に発達した積乱雲です。積乱雲の中では、強い上昇気流によって、水の粒や氷の粒が激しく上下に動いています。
その中で、氷の粒などがぶつかり合うことで、電気が生まれます。そして、その電気が雲の中にどんどんたまっていき、電気の量が大きくなると、一気に放電します。これが「雷」です。
「光ってから3秒以上なら安全」は本当?
ところで、こんな話を聞いたことはありませんか?「雷がピカッと光ってから、3秒以上たって雷の音が聞こえたなら、雷は遠いから大丈夫」。実は、これは間違いです。
光はとても速く、1秒間に約30万キロメートル進みます。一方、音は1秒間に約340メートルしか進みません。そのため、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間を測れば、雷までのおおよその距離を知ることはできます。
例えば、光ってから3秒後に雷鳴が聞こえた場合、音が3秒間で進む距離は約1キロメートルです。
しかし、ここで注意が必要です。雷は、一点だけで起こっているとは限りません。雷の多くは、数キロメートルから十数キロメートルもの大きさがある積乱雲の中で発生します。積乱雲は高さ10キロメートル以上に達することもあります。
つまり、「3秒以上たったから安全」とは言えないのです。
雷の音が聞こえたら、安全な場所へ
雷鳴が聞こえるということは、雷を発生させる積乱雲が近くにある可能性があります。「まだ遠いから大丈夫」「3秒以上たったから大丈夫」と考えず、雷の音が聞こえたら、できるだけ早く頑丈な建物の中に避難しましょう。雷は、いつどこに落ちるか正確に予測することが難しいものです。
「雷の音が聞こえたら、すぐに安全な場所へ」を覚えておくことが、雷から身を守るための大切なポイントです。

これまでの志布志防災Xは、以下のリンクから確認できます。
気象防災アドバイザー・気象予報士 黒川晃






