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【県指定文化財】 大慈廣慧禅寺方丈翰縁疏 一巻
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翰縁疏は一般に言う勧進帳で、社寺の修繕等のために金品の募集する内容が書かれています。
大慈寺の方丈(寺院の正寝または僧室)の修造に関する寄付勧募の趣意書であり、文明12年(1480年)8月、修造の主宰者が作成したもので、大慈寺の開山玉山禅師の伝記と寺の由来が述べられており、幅34.4cmの黄色の紙を用いています。現在は即宗庵修造化縁籍(大慈寺と関係が深い京都東福寺即宗庵の修造に関する寄付の趣意書)と継いで1巻としてありますが、本来は折本です。