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【県指定文化財】原田古墳群3号地下式横穴墓出土品

ページID:0020195 更新日:2023年5月2日更新 印刷ページ表示

原田3号地下式横穴墓 軽石製組合式石棺

原田地下式横穴墓出土品

 平成29(2017)年12月、志布志市有明町原田にて、原田古墳に隣接する農道の舗装工事中に、古墳時代の墓である2基の地下式横穴墓(2号・3号)が発見されました。

 3号地下式横穴墓からは、軽石製組合式石棺や短甲(鉄製のよろい)1点、鉄剣1点、ヤリ1点、鉄鏃(鉄製の矢の先端)32点、刀子(鉄製の小刀)1点、U字形鍬鋤先(スコップの刃先)1点、鉄斧1点、鑷子状鉄製品(ピンセット状の鉄製品)2点等が出土しました。
 特に、完全な形で見つかった短甲は、昭和25(1950)年鹿屋市祓川地下式横穴墓発見例以来となり、とても注目されました。

 3号地下式横穴墓は、短甲や鉄鏃の特徴から、5世紀末頃に造られたお墓です。

 3号地下式横穴墓から出土した副葬品は、県内における地下式横穴墓の中では、質・量ともに最も優れたものです。ヤマト政権とのつながりや被葬者像を考える上で、重要な発見となりました。

 志布志市埋蔵文化財センターにて収蔵・展示しています。


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