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【市指定文化財】 西馬場の岩川海軍航空隊基地通信壕跡
太平洋戦争の末期、連合軍の本土上陸に備え、日本軍は、志布志湾岸上陸作戦(オリンピック作戦)の阻止を目的とする守備拠点を各地に構築しました。 このような情勢の中、西馬場の通信壕は、曽於市大隅町の八合原台地に造られた岩川海軍航空隊基地に関連する施設で、大隅町大田尾の発電壕から電力の供給を受けていました。 岩川基地には、静岡県の藤枝海軍航空基地を本拠としていた、第131航空部隊(芙蓉部隊)が展開していました。この芙蓉部隊は特攻攻撃をしない夜間戦闘部隊として編制されていました。
約30坪の地下室が設けられ、この室に向かって5つの出入口があります。出入口は20~30センチ間隔で、当時のままで現存しています。