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「ハンセン病問題を正しく理解する週間」に関するお知らせ
ハンセン病問題に対する解決の促進を図るために、鹿児島県では「ハンセン病問題を正しく理解する週間」を定めています。
誤った隔離政策によって、強制的に隔離され、ご本人だけでなく、ご家族も偏見や差別を受け、多くの方々のかけがえのない人生が奪われました。
病気が治っても家族の元へ帰れず、社会復帰が難しい状況にあり、今もなお、多くの方々が、療養所での生活を余儀なくされています。
長い間、偏見や差別に苦しめられたハンセン病であった方々や家族が、平穏に安心して生活できる地域づくりのために、また、二度とこのような悲しい歴史を繰り返さないために、私たち一人ひとりがハンセン病問題とは何かを正しく理解することが大切です。
ハンセン病問題を正しく理解する週間
令和7年6月22日(日曜日)から令和7年6月28日(土曜日)
ハンセン病問題に関する知識
・ハンセン病は、らい菌によっておこる感染症で、遺伝病ではありません。
・らい菌の感染力は弱く、非常にうつりにくい病気です。
また、早期発見と早期治療により、短期間で完治する病気です。
・「らい予防法」が1996年(平成8年)に廃止されるまで、90年もの長きに渡って誤った隔離政策が続いたことで、ハンセン病であった方々やそのご家族は、故郷や家族との絆を断たれたり、今もなお残る根強い差別や偏見に苦しむなど、現在も問題が残されています。