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「産業革命以前からの気温上昇を1.5度に抑える」という世界目標ができました。2050年までという時間の中で、気候危機を抑えるために私たちはどんなことができるのでしょうか。
国立環境研究所や地球環境戦略研究機関(IGES)などの研究によれば、日本は、2015年時点で一人あたり年間平均「約7トン」の温室効果ガスを排出しています。これに対し、気温上昇を1.5度に抑えるために、世界中の人が2030年時点で排出できるのは一人あたり「約3トン」だそうです。さらに2050年時点では「約1トン」まで減らす必要があります。
温室効果ガスの中で、地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きいのは二酸化炭素です。いったい自分自身はどれくらいの二酸化炭素を出しているのか。国立環境研究所などが昨夏に公開したWEBアプリ「じぶんごとプラネット」を活用すると手軽に算出できます。食事や住居、交通手段など日常生活についての質問に回答すると二酸化炭素排出量が分かるのです。脱炭素社会の実現に向け、是非このアプリを参考にしてみてください。そして、事業者の皆様においては、市民のポジティブな行動を後押しするような商品・サービスの提供を、市民の皆様においては、選択という行動をぜひ起こしていただきたいと思うのです。志布志市としても、市民の皆様や事業者の取組を支える政策を積極的に推し進めていく考えです。SDGs(持続可能な開発目標)のNo.12「つくる責任つかう責任」とNo.13「気候変動に具体的な対策を」を念頭に、共に未来への責任を果たしていきましょう。