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今、育児・子育てで悩みや不安はありませんか?
厚生労働省の調査によると、出産した女性のうち10人に1人の割合で、産後うつの症状が確認されたとのこと。 「親子の居場所、地域との交流の場を創りたい」と話すのは、「地域・子育て支援サロンMOMOカフェ」の川崎桃子さん。市の地域おこし協力隊を卒業後、「ひといきつけるみんなの居場所」を創ることにしました。
最近では「子育て罰」という言葉が生まれるなど、日本特有ともいえる親子に対する冷たさが問題視されるようになっています。「親だから(育児を)やるのが当たり前、私がやらなければと責任感が強ければ強いほど、子育てに悩み産後うつやネグレクト、虐待につながってしまうケースもあります。そんな時、気軽に相談できる場所や人、いざというときの避難所があったら救われる命もきっとあると思います」と話す川崎さんの想いは、「すべての人に健康と福祉を(No.3)」の達成に繋がっています。
川崎さんは、保育士や幼稚園教諭の免許、そして子育てひろば全国連絡協議会の認定資格「地域子育て支援士」を取得。
空き家を改築し、令和3年5月5日のこどもの日にオープンしました。
子どもたちがおもちゃで遊べるのはもちろんのこと、軽食スペースのほか、授乳などができる部屋、おむつ替えができるベッドもあります。
MOMOカフェでは手作りの軽食も用意されているので、お弁当を持参する必要がありません。また、全て手頃な料金なので「飢餓をゼロに(No.2)」の達成になっています。
※お弁当とランチは食品ロスを防ぐためにも予約のみです。「つくる責任つかう責任(No.12)」
軽食はいつでもご利用頂けます。
毎月、絵本の読み聞かせ、お誕生日会を開いています。他にも、親子で季節を楽しむイベントやワークショップなど定期的に開催されています。お父さんも参加することで「ジェンダー平等を実現しよう(No.5)」の達成を目指しています。
そして、施設内では『モノモノコウカンプロジェクト』も行っており、不要になったり小さくなったりした洋服(制服)等の交換が出来ます。不要なモノを簡単に捨ててしまうのではなく、MOMOカフェを訪れ新しいモノと交換してみてはいかがでしょうか。「つくる責任 つかう責任(No.12)」
自分自身も2人の子育てをしている真っ最中ですが、子どもがまだ赤ちゃんの時に「親子カフェ」に行き、とても助かったことがあるのです。志布志にはなかったので、自分でやろうと思ったのがきっかけです。「働きがいも経済成長も(No.8)」
SDGsに掲げられている目標は、川崎さんのような「想い」と「行動」によって叶えられていきます。