本文
三昧堂商事は、令和4年5月2日に「SDGs宣言」をしました。SDGs宣言とは、企業や学校、自治体などの団体がSDGsに取り組むことを誓い、社内や社外に公式に発表する宣言書です。
今回は三昧堂商事代表取締役の川畑亘さんに、どのようなSDGsの取り組みをしているかを伺いました。
三昧堂商事の創業者でもある私の祖父は、教育が重要と考えていました。祖父は勉強や本を読むことが好きだったので、勉強三昧、読書三昧から三昧堂という名前になりました。祖父が三昧堂商事を創業したときに掲げた「誓いのことば」にある「教育が未来の人づくり」も、祖父がいつも言っていた言葉です。私も、幼い頃からに教育の重要性について繰り返し聞いてきました。祖父の言葉の中でも、私が特に大切にしている言葉は「教育は常に平等に」です。この言葉を実現するために取組みを始めました。
三島村や十島村といった離島の学校は、生徒数が少ないうえに、教材の送料もかかってしまうので、学校に教材が届きにくい現状があります。場所によって生じてしまう教育の不平等が気になりました。そこで、サンプルや予備などで余った教材を集めておき、離島の学校に無償で提供する活動を始めました。
この活動は、教材を使った質の高い教育をするという「質の高い教育をみんなに(4番)」と、教材が届きにくいという不平等を解消するという「人や国の不平等をなくそう(10番)」、つかえる教材を有効利用するという「つくる責任つかう責任(12番)」の達成につながる取組みとなっています。
離島だけでなく、あらゆる地域に教材の案内をしています。「教育は常に平等に」という言葉を体現するために地域格差のない教育環境づくりを頑張っています。
SDGs宣言では、「平等な教育環境の提供」以外にも「働きやすくやりがいのある職場づくり」(目標4.5.8.10)、「お客様のニーズを常に耳を傾け、最適な商品・サービスの提供をする」(目標9.12)、「地域貢献・社会貢献活動への積極的な参加」(目標3.11.16.17)といった取組みをすることを掲げています。
地域に愛される三昧堂商事になるために様々な活動、取組みに参加していきたいです。