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志布志市に大型製材工場を構え、社会課題解決のためSDGsの取り組みを強化している外山木材株式会社。今回は外山勝浩さんと外山正次郎さんにどのような取組をしているか伺いました。
これまで、都城市内の原木市場に持ち込まれていた大隅産の原木を購入していました。しかし運賃コストや原木運搬時に多くの排気ガスが発生していました。そこで、志布志市内に製材工場を建て、素材生産者から原木を直接受け入れることで、運賃コストと排気ガスの削減に貢献しています。
原木価格は年間を通じて変動しています。外山木材では原木を安定価格で買い取ることで、素材生産者の経営安定と利益向上に寄与し、社会問題となっている再造林を間接的に支援しています。再造林は資源を持続的に循環させるだけでなく、環境保全や災害対策にも繋がっています。
これまで廃棄されていた木材等を、工場の設備を整えてバイオマス燃料へと変換・利用することで二酸化炭素削減にも取り組んでいます。
働きやすい環境づくりにも力を入れています。外国人技能実習生が不安なく働けるように寮を完備し、私生活のサポートもしています。
木材の価値を再認識してもらい、木材産業を自立させることで、木材を利用する人や業界で働く全ての人を幸せにしたいです。
木材を扱う会社なので、環境保全やエネルギー問題は意識しています。SDGsについて取り組み、木材業界を盛り上げ、未来の業界を支えていきたいです。