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市長コラム令和4年1月号

3 すべての人に健康と福祉を11 住み続けられるまちづくりを
更新日:2022年1月12日更新 印刷ページ表示

新年賀詞

 明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、2022年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 昨年も引き続き、新型コロナウイルスが猛威を振るった一年になりました。本市では、昨年2月に新型コロナウイルスワクチン接種推進室を設置し、ワクチン接種の推進を図ってまいりました。2021年12月15日現在で市民全体の約76%、(65歳以上93%)が2回目接種されており、現在、2月からの3回目の接種に向けて準備を進めております。

 昨年8月以降、新型コロナウイルス感染症患者が爆発的に増加し、8月20日から9月30日まで鹿児島県の緊急事態宣言が発令されました。市民の皆様にも不要不急の外出の自粛や飲食の際の「少人数、短時間」、マスク会食など感染防止対策の徹底をお願いし、また、飲食店の皆様には、営業時間の短縮にご協力いただきました。大変なご不便をおかけいたしましたが、新型コロナウイルスの感染は現在下火になっており、市民の皆様の感染拡大防止への取り組みに感謝申し上げます。

 しかし、新たな変異株が発生するなど、油断できない状況に変わりはありませんので、引き続き感染防止対策にご協力くださいますようお願いいたします。

 このような中でも明るい話題も多くありました。

 2月27日、都城志布志道路の有明東インターチェンジ~志布志インターチェンジ区間3.6キロの供用が開始されました。また、3月には都城市の金御岳インターチェンジ~末吉インターチェンジ区間の約6キロも供用が開始され、都城市から曽於市を経由し志布志港に至る全長44キロのうち約73%が供用開始されており、志布志港へのアクセスが向上し、輸送時間の短縮やコストの削減が図られ、物流の効率化による地域産業の更なる活性化が期待されます。

 4月27日、延期となっていた鹿児島県での東京2020オリンピック聖火リレーが志布志市からスタートし、県内各地をつなぎました。志布志市では、志布志港観光船バースで出発式を行い、6人の市民ランナーが拍手を受けながら聖火をリレーしました。

 7月17日、東九州自動車道の志布志インターちゃん児~鹿屋串良ジャンクション間19.2キロが供用開始されました。志布志港との一体整備によって、アクセス性の向上、物流の効率化が図られ、農畜産・林業など地域産業の更なる活性化が図られました。

 東京2020オリンピック・パラリンピックも無事に開催され、日本のみならず世界各国の選手の活躍に大きな感動をもらいました。特に、パラリンピックは大会ビジョンである「多様性と調和」から気づかされたさまざまな課題を見つめなおし、障がいの有無にかかわらず、だれもが住みやすい共生しあえる社会を築きあげるきっかけになればと思います。

 志布志市ではこれまで「行政主導によるまちづくり」を進めながら、行政サービスで地域の課題をカバーしてきましたが、人口減少による税収減や少子高齢化による社会保障費の増大に伴い、今後は、市と地域の皆様が、地域の特性や課題を共有した上で、役割を分担しながら課題解決にあたる「協働による地域づくり」への転換が必要となっています。そのため、校区公民館、自治会、学校、企業などの地域の団体と地域住民の皆様がさらに連携して、地域の課題や目標を話し合い、協力して活動する場として「地域コミュニティ協議会」の設立を進めています。

 おおむね小学校区の範囲で、それぞれ活動されている組織に地域コミュニティ協議会という大きな「傘」をかけ、その中でお互いに連携・協力しながら、地域の皆様が役割を持って活動できる場を設けていくものです。現在、通山、新橋、潤ヶ野地区において地域コミュニティ協議会が設立され、特色ある活動がスタートしています。さらに今年度は、泰野・森山・蓬原・野神・山重地区において、組織化に向けた準備が進められています。令和5年度末までに市内全域で地域コミュニティ協議会が立ち上がるよう、人材面・財政面・施設面などさまざまな角度でサポートしながら組織化を進めてまいりますので、これからの人口減少の時代に、地域の力を結集し支えあう組織づくりに一緒に取り組みましょう。

 ふるさと納税につきましては、令和2年度の寄付額が鹿児島県で1位、全国では11位となり令和3年度も引き続き約80社の生産者の皆様と連携して、商品開発や情報発信に積極的に取り組んでおります。ご寄附の使い道や成果も広くお知らせして、寄附者との継続的な関係の強化を図りながら、ふるさと納税を通じた物産・観光の振興を図っており、11月までに約14万件、30億円を上回るご寄附をいただいております。

 志布志市は8月26日に「志布志市SDGs推進方針」を策定しました。持続可能な開発目標(SDGs)は、2030年を期限とする包括的な17の目標と細分化した169のターゲットから構成されており、地球上の誰一人取り残さない社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に対する総合的な取り組みが示されています。SDGsは私たちの毎日の生活と強く結びついており、持続可能な開発の発生は自分たち一人ひとりの行動に委ねられています。「エコバッグやマイボトルを持ち歩く」「節電や節水を心がける」など誰でも手軽にできますので、ぜひ行動に移してください。

 「行ってみたいまち・住んでみたいまち・住んでよかったまち」という将来像の実現に向けて、本年もさらに輝くひと・まち・みなと・ふるさとを目指してまちづくりに取り組んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 新しい年が皆様にとりまして、輝かしく幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げます。


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