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市長コラム令和4年11月号

3 すべての人に健康と福祉を11 住み続けられるまちづくりを
更新日:2023年1月19日更新 印刷ページ表示

共同売店で地域を支える

 誰もが安心して暮らせる社会をつくるには、「自分たちの生活は自分たちで」という住民の参加と自治が鍵となるようです。

 その一つが共同売店で、過疎地の課題を解決する沖縄の知恵が詰まった売店のことです。最近まで放送されていたNHKのドラマに登場していた共同売店が印象に残っている方も多いかと思います。過疎地域の買い物難民をなくし、相互補助によって経営される売店で、沖縄では公民館と共同売店に重なる部分があり、自らで地域を創りあげようという動きがあるようです。

 共同売店の果たす役割は、地産地消と経済活動だけでなく、高齢者の見守りという福祉の一面や、日常的なおしゃべりを介したつながりの場、幅広い世代の交流・情報交換、夜は社交場の役割も担っています。

 また台風など自然災害が発生するたび、移動手段のない高齢者にとって身近にある共同売店は、食料と安心感のいずれも与えてくれる存在です。

 このように教育、福祉、産業、観光、防災という多機能を有するのが共同売店の特色で、高齢化・過疎化、買い物難民の問題を地域共同で解決しようとする仕組みが共同売店です。

 本市も、令和5年度までに、全ての地域にコミュニティ協議会が発足しますので、共同売店のように地域課題の解決を目指して、協議会と連携して取組むことができればと思います。


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