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日増しに気温が高まり、本格的な夏の訪れを感じる季節になりましたが、身体が暑さに慣れていないこの時期や、湿度が高い日などに熱中症が発生しやすくなります。毎年この時期になりますと、熱中症による救急搬送の件数が全国的に増加しています。本市においても例外でなく、特に高齢の方、幼い子ども、持病をお持ちの方は、重症化のリスクが高いため、十分な注意が必要です。
しかし、熱中症は正しく予防すれば、発生を防げる唯一の病気ともいわれています。市民一人一人が、自ら熱中症の予防行動をとるようにお願いします。
熱中症を防ぐためには、一日三回の食事をとる(特に朝食は抜かない)、質の良い睡眠をとる、こまめな水分補給、適切な室温管理(エアコンや扇風機の活用)、日中の無理な外出を避けることなど、日々のちょっとした心がけが大切です。また、帽子や日傘の使用、こまめな休憩も有効です。
また、夏本番を迎えるこの時期に、エアコンの点検や暑熱順化(軽い運動や入浴などで徐々にからだを暑さに慣れさせる)を心がけてください。
本市では、熱中症対策として、地域の見守り活動やボランティア団体との連携を強化し、一人暮らしの高齢者などへの支援を行っております。市民の皆さま
には、自身の健康管理はもちろんのこと、周囲の方への声かけや、異変に気付いた際の迅速な対応など、地域ぐるみでの見守りをお願いします。
熱中症による救急搬送ゼロを目指し、誰もが安心して夏を過ごせるよう、市をあげて取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。