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志布志市では、完全給食として飲用牛乳提供を原則としていますが、食物アレルギー(乳糖不耐症を含む。以下同じ。)以外の味覚、嗅覚、食感等の理由で牛乳を飲めない児童生徒がおり、毎日一定数廃棄しています。特に中学生においては、毎日15%(約120本)の牛乳が廃棄されているのが現状です。
学校給食センターでは、牛乳飲用啓発期間を設けるなど、「牛乳を飲むことの大切さ」を伝える取組を行っておりますが、令和7年5月に実施しました「学校給食における飲用牛乳対応意向調査」の結果を踏まえ、食品ロス削減の観点から、学校給食における牛乳飲用の必要性を保護者の皆様に深くご理解いただいた上で、「どうしても牛乳を飲めない」児童生徒については、次のとおり、保護者が「飲用牛乳停止届」を提出することにより、令和8年4月から牛乳の提供を停止することができるようにします。
令和7年4月及び5月に開催された市内各小・中学校のPTA総会にて、保護者アンケートを依頼。


保護者説明会のPDF版資料はこちら (PDFファイル/387KB)
令和7年5月に保護者アンケートを実施。
アンケート内容はこちら
学校給食における飲用牛乳対応調査 (PDFファイル/128KB)
食品ロス削減の観点から、学校給食における飲用牛乳の対応について意向調査を実施したところ、牛乳を「飲んでいる」と回答した方が最も多く95.5%おり、次いで、「飲んでいない」は3.7%、「分からない」は0.7%でした。
また、牛乳をどうしても「飲めない」児童生徒について、保護者が「飲用牛乳停止届」を提出することにより、牛乳の提供を停止することについては、「良いと思う」が最も多く85.9%となり、次いで、「分からない」が7.3%、「停止する必要はない」が6.8%となりました。
「牛乳を飲んでいない」と回答した全員が、牛乳をどうしても「飲めない」児童生徒について、保護者が「飲用牛乳停止届」を提出することにより、牛乳の提供を停止することについては、「良いと思う」と回答しました。
学校給食の栄養管理は、「学校給食摂取基準」に基づいて行われています。児童生徒の健康の増進及び食育の推進を図るために望ましい栄養素量を算出したものです。
家庭での食事で摂取量が不足していると推測される栄養素を可能な範囲で補うなどの工夫が行われています。
その中の一つに牛乳があげられます。「学校給摂取基準」では一日に必要なカルシウム量の50%を給食で摂るよう定められています。牛乳には、カルシウム・ビタミンB2・たんぱく質などの栄養素が含まれており、これらは、成長期の児童生徒に欠かすことのできない栄養素であり、歯や骨の形成・免疫機能や神経系の発達などに関わります。
骨量のピークは二十歳までと言われており、児童生徒は今、骨量を増やすことのできる大切な時期です。成長期に十分な骨づくりができていないと、将来骨粗鬆症になりやすい体になってしまうかもしれません。
以上のことを考慮し、志布志市の学校給食では、特別な事情がない限り少しずつでも飲んでみようと思う気持ちを大切に、飲用牛乳の提供を推奨しております。

志布志市では、完全給食として飲用牛乳提供を原則としていますが、食物アレルギー以外の疾患、特別な事情により牛乳を飲用できない児童生徒がいるのが実情です。
令和7年5月に実施しました「学校給食における飲用牛乳対応意向調査」の結果を踏まえ、食品ロス削減の観点から、この度、学校給食における牛乳飲用の必要性を保護者の皆様に深くご理解いただいた上で、どうしても牛乳を「飲めない」児童生徒については、保護者が「飲用牛乳停止届」を提出することにより牛乳の提供を停止できるようにいたしました。

※新1年生については、各学校で開催される「入学説明会」で案内予定です。

鹿児島弁で「食べよう」という意味の言葉を、英語で「明日」を意味するTomorrowに掛けた造語です。残食を減らし、児童生徒にも地球にも優しい未来を目指すという願いが込められています。
≪令和6年度 市報しぶし 3月号≫

≪令和7年度 食育だより食育月間号≫


≪令和7年度 食育だより 夏休み号≫

≪牛乳を楽しもう≫

≪動画視聴≫
【第1弾】令和7年 9月22 日(月曜日)~30 日(火曜日) 「乳牛の一生」
【第2弾】令和7年10 月 6日(月曜日)~17 日(金曜日) 「酪農家の仕事」
【第3弾】令和7年11 月10 日(月曜日)~21 日(金曜日) 「牛乳のチカラ」